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2019.01.21

「やめるべき」ことのリストは「やるべきこと」のリストよりも重要である。

元旦に読み返した本があるのですが、その一説をご紹介したいと思います。

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「ハリネズミとキツネ」(古代ギリシャの寓話)

世間にはハリネズミ型の人とキツネ型の人がいる。

キツネはたくさんのことを知っているが、ハリネズミは肝心かなめの点を知っている。

キツネは賢い動物で、複雑な作戦を次々に編み出して、ハリネズミを不意打ちにしようとする。

昼も夜も、ハリネズミの巣の周囲をうろつき、完璧の機会をとらえて襲いかかろうとしている。

キツネは動作が機敏で、毛並みが美しく、足が速く、頭が良く、ハリネズミごときに負けるはずがないと思っている。

ハリネズミは襲われると、身体を丸めて、小さな球のようになる。

鋭い針がどの方向にも突き出していて、キツネは飛びかかるのを諦める。

だが、森の中に引き返しながら、もう次の作戦をあれこれ考える。

ハリネズミとキツネの戦いは毎日少しづつ形を変えて繰り返される。

キツネのほうがはるかに知恵があるのに、勝つのはいつもハリネズミだ。

キツネ型の人はいくつのも目標を同時に追求し、複雑な世界を複雑なものとして理解する。

力を分散させ、いくつもの動きを起こしており、全体的な概念や統一の取れたビジョンに考えをまとめようとしない。

これに対してハリネズミ型の人たちは、複雑な世界をひとつの系統だった考え、基本原理、基本概念によって単純化し

これですべてをまとめ、すべての行動を決定している。

世界がどれほど複雑であっても、あらゆる課題や難題を単純な、そう、単純すぎるほど単純な「ハリネズミの概念」によってとらえる。

「やめるべき」ことのリストは「やるべきこと」のリストよりも重要である。

(ビジョナリーカンパニー2より)
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先週の役員会でこの「ハリネズミの概念」の話になったんだけど、この円には一つ足りないという意見が出ました。

それは「社会が幸福になること」という概念。

すごい実力があって、情熱をもって取り組めて、めちゃくちゃ儲かるんだけど、その事業が世の中のみんなを幸せにしてなければ意味がない。

自分の子供に「おとうちゃんはこんな仕事をしてるんだよ。」って胸を張って言える事業。

この4つの円のど真ん中を突きぬいてやりたいと思ってる。

今年のテーマは「大都元年」

原点回帰し、「らしさがあふれる世界を」実現すべく、「DIY&GREENを日本の文化にする。」

この一点突破でいきます。

それはやはり単純な「モノ」ではなく「コト」なんだと思います。

「コト」が「モノ」につながるようにしないといけない。

間違っても「モノ」から入ってはいけない。

ハリネズミの概念からそれに改めて気が付きました。

今年はギンギンにとがった針を磨きあげます。

※4月に発表される新元号は「大都」かも知れません。(そんなわけないか)

今年も共に新たな市場創造にチャレンジしていきましょう!

どうぞ、よろしくお願いいたします。