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先週、5年ぶりに中国四川省成都のオフィスに行き、忘年会に参加して昨晩帰国しました。
大都は2009年から中国でオフショアリングをスタートしたのでちょうど10年の節目です。
当時日本の本社が10名そこそこでしたから、中国で5名採用するというのは大きな賭けでしたが、中国チームの活躍が原動力になり、その後急激に成長する事ができました。
ということで、せっかくなので5年ぶりに行った成都で見たものや感じたことを書いておきたいと思います。
ちょうど訪問した日にイトーヨーカドーさんのアジア最大のお店がオープンするということで行ってみました。
平日の昼間なのに、スゴ人です。
ニトリさんも出店していたのでのぞいてきました。
レジの横でどんな決済方法が多いのか10名カウントしてみました。
結果、10名中7名がQR決済。3名が現金。
QR決済7名のうち、5名が「WeChat pay」2名が「Alipay」でした。
カードを使う人は一人もおらず、現金で支払った3名は50代くらいでした。
その3名のお札は全て「偽札判定機」を通してました。
紙幣が信用できないのですね。
これが中国でQR決済を加速させた理由なんでしょうか。
日本では偽札なんて疑うことはないですもんね。
中国で急成長中の雑貨店「NOME」で買い物をしてみましたが、10名くらいレジに並んで現金で支払ったのは私だけでした。「え!現金?おつりないよ。」とイレギュラー対応となり行列でひんしゅくを買いました。
「NOME」を見ていて中国もこれからは価格だけではなくデザインで勝負してくるんだろうなった感じた。
中国でも「DIY」が流行り始めてるようです。
とにかくどこもかしこもQR決済。。
現地のスタッフにも聞いたら、最近現金を使ったことがないと言ってました。
その辺の屋台もキャッシュレスなのはQR決済だからこその広がりですね。
導入店舗側から見れば決済端末が要らないのは始めやすいですもんね。
あと、シェアバイクだらけになっていて驚きました。
もう街中自転車だらけ。
サービス提供企業の競争も激しく昨年末に業界2番手の「ofo」は破綻したとか。
預かり金が数百億ということでさすがの規模です。
まだ、あちこちにofoの自転車がありました。
あと、地下鉄が開通してて驚いた。
私の好きなラーメン店みたいな駅名も。
CHANELの店舗が素敵。
それと同じ通りの一番の繁華街にこんな店舗が。
これアリなんですね。
円卓で料理を食べるんだけど、皿がテーブルに乗らなくなったらドンドン上に重ねるのは変わってない。
3日間滞在して感じたのは、QR決済(WeChatPay)、タクシーアプリ(DIDI)、シェアバイク(mobike)など5年前にはなかったサービスの普及速度が半端ない。日本ではこうはならないでしょうね。一方で、街には過剰な自転車が道端に溢れかえっていたり事業者が次々と破綻していたりと危うさも感じました。
あと、白酒(パイチュウ)は危険です。
何はともあれ、数年ぶりに現地スタッフと会って話ができて本当に良かった。
そして、2009年4月にオフショアを始めた時に決めた「何が何でもこれを成功させる!」という思いと、当時よく言っていた「選択と集中」という言葉を思い出した出張でした。
急成長する中国を目の当たりにして、改めて日本はヤバいな。と思った同時に、逆に日本のほうがいいとこいっぱいあるやん。世界で戦えるで。と思った次第です。