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大都では「心理的安全性」という言葉を良く使います。
企業における心理的安全性とは、ざっくり言うと、他のメンバーの反応に怯えずに、自然体の自分をオープンにできる職場であること。
有名な話ですが、Googleが生産性が高く働きやすい組織を作るために研究を重ねた結果、「心理的安全性が高いチームが最も生産性が高い」と結論づけました。
これは私自身も実感値として、そうだろうなって思っていたので、10年以上前からオープンなコミュニケーションとフラットな組織作りを心がけてきました。
じゃ、具体的にどんな感じなの?って話をいくつか書いておきます。
例えば、うちのメンバーは有給休暇を取得する際にみんな社内のグループウェアにこんな感じで書きます。
「この週末はお休みをもらって台湾に行ってきまーす!忙しいのにごめん。なんかあったらslackしてね。」
で、その書き込みを見た他のメンバーが
「台湾ならあそこの〇〇がおすすめー。いってらっしゃい!」とか書くわけです。
こうなると台湾に行ったメンバーは平日だろうがSNSで「台湾、イェーイ!」と何も気にせずに投稿します。
これが「私用で休みます」とだけ告げて有給休暇を取得するとこうはならないと思うんですね。
安心できる、非難されない、こう言う雰囲気ができると有給休暇も取得しやすくなる。
なので、うちでは新卒1年目でもみんな有給を取得して旅行に行ったりしてます。
ただ、これは有給取得時のルールになっているわけではありません。先輩たちがやってきたことを後輩が真似ているだけ。
中には本当に公開できない理由もあるでしょうし、ルールにすると苦しくなる。
もう一つ。
例えば、とあるチームがプロジェエクトの納期に間に合わせるために多少残業をして追い込みをかけてるとします。
そこで、一人だけ何も言わずに定時になると帰ってしまうと、
「あの子はやる気がない」「空気が読めない」みたいな話になってしまうことがありますよね
こう言う愚痴や悪口を言っているチームは生産性が下がる。
でも、その子は定時に会社を出て毎日入院したおばあちゃんの看病に行ってることを知ったらどうだろ?
おそらくうちのメンバーは定時になったら
「おい、おばあちゃんところへ行けよ。あとはやっとくから」って言うと思う。
こうなると、お互いに気持ち良く仕事ができる。気持ちが生産性に与える影響は大きい。
でも、その子がおばあちゃんことを話してくれていなければ、それは伝わらない。
「誤解が招く不信感。」
組織や人間関係は大体これでおかしくなる。
彼氏や彼女との関係も同じようなものですよね。(これが一番わかりやすいかも)
オープンなコミュニケーションだと心理的安全性を確保しやすくなる。
心理的安全性が生産性を上げる。
つまり「楽しく働く」というのは生産性が上がる。
今週の自問自答。
うちは、お客さん、スタッフ、取引先のみんなを楽しませることができてるだろうか。