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私、新卒で入社した株式会社リクルートフロムエーで「フロムエー関西版」の創刊直後の営業をやってたんですね。
まだ関西では知名度がなくて、先行していた「an(アルバイトニュース)」さんや「J-ONE(ジェイワン)」さんには全くかなわなかった。
とにかく新規で広告主を獲得するしかなくて1日100件の飛び込み営業とか普通にやっていた。
営業マンはみんな大変だったけど当時社内で良く使われていた言葉が「読者オリエンテッド」。
とにかく読者に支持される媒体にしようと。
なのでまずは掲載件数を確保して情報量で関西ナンバーワンを目指してた。
だから、そのころの受注ボードの金額欄の半分くらいには「S」と書かれていた。
S(サービス)つまりタダで求人広告を載せていた。(タダでも掲載を断わられることもあったけど。)
おそらく数年間は大赤字だったはず。
それでもとにかく「読者オリエンテッド」を貫いて、それから3年後くらいに関西ナンバーワンの媒体になって黒字化した。
そして、ダントツナンバーワンになった。
最近、うちのメンバーと話していて「どこまでいっても、ユーザーオリエンテッドであるべきやな。」って話になってなんか色々思い出した。
※アイキャッチ画像は当時の会社案内の抜粋です。文中にあるように入社5年目26歳でとても生意気でした。