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ご存知の方も多いと思いますが、大都では全員がイングリッシュネームで呼び合います。
それは役員だろうがアルバイトだろうが関係ありません。
「くん」「さん」「ちゃん」も付けません。年上の後輩とか性別とか考えるの面倒でしょ。
なので、うちのメンバーは私のことを「社長」とは呼びません。
みんな「ジャック」と呼びます。
私がまだ専務だったころに始めたので、もう10年くらいになるでしょうか。
2011年2月に私が社長になった時にスタッフのみんなからもらったペリカンのボールペンに「JACK」という刻印があります。
よく「なんでイングリッシュネームを始めようと思ったの?」って聞かれるので、ここに書いておきますね。
あれは10年くらい前に台湾のメーカーさんを訪問した時のこと。
初めて先方の社長とお会いしたのですが、背が低くて小太りで頭の毛はなく、勝手に陳さんか金さんかなと想像していたのですが、名刺交換をしたらこう言いました。
「どうも、ロバートです」と。
驚きました。どう見てもロバートじゃない。
「え?なんで?ロバート?」って聞くと取引先の大半が欧米なのでそうしているとのこと。
それを聞いて、我々もグローバルカンパニーを目指してるんだから、そうしようという非常に単純にスタートしました。
あと、「社長」とか「専務」という呼び方が好きではありませんでした。
おそらく日本くらいじゃないでしょうか?
「社長」っていう呼び方。
(日本で一番多い名前は佐藤さんで190万人くらいだけど、社長は250万人くらいいるから、佐藤さんより社長って呼ばれる人のほうが多いかも)
Appleの社員はスティーブ・ジョブズのことを「スティーブ」と呼ぶだろうし、Facebookの社員はマーク・ザッカーバーグのことを「マーク」と呼びます。
部長だとか課長だとか役職で呼ぶのってそもそも名前じゃないし、その時点でヒエラルキー(階層)を感じてると思う。
あと、「課長」っ呼んだら横から小声で「部長になったんやで」というツッコミをうけることもなくなる。(笑)
やりだして感じたのですが、お互いの呼び方を変えるだけで、メンバー同士の距離が近くなります。
めちゃくちゃ便利。
ただ、一つだけ困ることがあります。スタッフが70名近くになって、本当にイングリッシュネームでしか呼ばないので
「本名がわからなくなる。」(笑)
じゃ、「なんでジャックなの?」ってことですが、私、当時海外ドラマの「24」にはまってまして、その主人公が「ジャック・バウワー」だったからです。
はい。スパローではなくバウワーです。