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株式会社スクロール(以下「スクロール社」といいます。)は、2024年11月1日付で、同社子会社である株式会社スクロールロジスティクス及び株式会社スクロール360(両社併せて、以下「スクロール子会社」といいます。)が、当社及び当社役員、スクロール子会社元社員に対する刑事告訴を行うことを決定した旨をリリースされています。
本件について、当社は、2024年10月17日にスクロール子会社代理人弁護士より配達証明郵便を受領し、同日より社内調査を行って参りました。
スクロール子会社のご主張は、以下の3点であるところ、社内調査の結果及び当社の対応をご説明させていただきます。
1.社内情報の持ち出しについて
スクロール子会社を退職し、2024年10月1日に当社に就職した人物が、当社が過去に共同作業目的で提供したアカウントを、スクロール子会社の業務をするのに日常的に使用していたこと、スクロール子会社退職後も当該アカウント内にスクロール子会社の情報を保管してしまっていたことを確認しております。
当社としては、これらの情報に関しては、不正競争防止法上の営業秘密ではないと考えていますが、ビジネス倫理上問題があると考え、上記人物につき2024年10月30日付で解雇するとともに、スクロール子会社に謝罪の上、当該情報の削除を行うべく、対応方法について協議をさせて頂きたい旨の申し入れを行っております。
2.スクロール子会社アルバイトスタッフの引き抜きについて
スクロール子会社からアルバイトスタッフの引き抜きについて指摘を受け、上記1の問題も踏まえ、当社からの積極的な勧誘はしないこととしました。もっとも、アルバイトスタッフは、既にスクロール子会社を退社し、当社への就職を積極的に希望したことから、職業選択の自由や同人らの生活を考え、当社で採用することとなりました。
3.倉庫内の備品について
スクロール子会社の元従業員であり、当社に就職した人物らが倉庫内の備品を窃取したかのようにご主張されていますが、当社はそのような事実は把握しておらず、また、万が一何らかの問題があったとしても当社が関与した事実はありません。
以上のとおり、当社が犯罪行為を行った事実はなく、また、ビジネス倫理上問題のある点については既に繰り返し謝罪を行っているところです。
今後、当社から公表すべき事柄が発生した場合には、速やかに開示いたします。
以上